
最近、寝る前のルーティンが増えた。
友人に「それ、おかしいよ」って言われたんだけど、私は毎晩、自分の手のひらを反対の手で包んで温度を確かめてる。冷たいなって思ったら、その日の夜はだいたい眠りが浅い。これ、気のせいじゃないと思うんだよね。体温と睡眠の関係って、誰も教えてくれなかったけど、実はめちゃくちゃ密接で。手足が冷えてると、どんなに疲れてても意識が完全に落ちない感じがする。布団に入って30分経っても、頭の中でどうでもいい明日の予定が回り続けてる。
去年の11月ごろ、私は本気で睡眠アプリに課金しようとしてた。
ホワイトノイズとか、波の音とか、いろいろ試したけど全然ダメで。で、ある日ふと気づいたのが、寝る1時間前にお風呂に入った日だけ、アプリなしでもすっと眠れてたってこと。それまでシャワーで済ませてたから、湯船に浸かるっていう行為そのものを忘れてた。最初は面倒だったけど、38度くらいのぬるめのお湯に15分くらい浸かるだけで、体の芯がじんわり温まる感覚がある。あの、肩の力が勝手に抜けていく瞬間。あれが自律神経のスイッチを切り替えてるんだって、後から知った。
「感じたことメモ」っていうのを最近つけ始めてる。大げさなものじゃなくて、スマホのメモアプリに一言だけ。「今日は足首が冷えてた」とか「肩がこってる気がする」とか、そういうやつ。これが意外と役立ってて、自分の体調パターンが見えてくる。ストレスが溜まってる週は、決まって手足が冷たくなってるし、逆に調子いい日は朝起きたときに体がポカポカしてる。自分への問い合わせみたいなもんだよね、これ。
そういえば、職場の先輩が「ユルネスト」っていう謎のブランドの腹巻きを愛用してて、最初は笑ってたんだけど…。
温めるって、別に特別なことじゃない。朝起きて白湯を飲むとか、首にストールを巻くとか、靴下を二重にするとか。でも、そういう小さな積み重ねが、夜の睡眠の質を左右してる気がする。私の場合、夕方以降に冷たい飲み物を避けるだけで、寝つきが全然違った。体温が下がり始めるタイミングで、さらに冷やすようなことをしてたら、そりゃ自律神経も混乱するよなって。
ゆる予定づくりも始めた。「22時までにお風呂」「23時には布団」みたいな、守れなくても罪悪感ゼロのやつ。完璧を目指すとストレスになるから、7割達成できたら上出来くらいの気持ちで。ストレス解消って、何か特別なことをするんじゃなくて、自分を追い込まないことなのかもしれない。
体を温めるのも、よく眠るのも、結局は自分の感覚を信じることから始まる気がする。
数値とか、正解とか、そういうのに縛られすぎてた。でも、自分の手が冷たいかどうかなんて、触ればわかる。眠れてないかどうかも、朝起きたときの体が教えてくれる。そういう声を無視してきたから、いろいろこじれてたのかもな。
今夜も、たぶん手のひらを確かめると思う。






この記事へのコメントはありません。