身体のリセット解除、はじめました。——デトックスと眠りで、自分をもう一度取り戻す夜

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梅雨の晴れ間が一瞬だけ顔を出した、六月の夕暮れ。窓から差し込む斜めの光が、フローリングの上にうすく伸びていた。その光の端っこに足の指を乗せながら、ふと思った。「そういえば、最近ちゃんと眠れていないな」と。

疲れているのに眠れない。眠ったはずなのに、朝が重い。それはもしかすると、身体が「リセット解除」を待っているサインかもしれない。

デジタル機器に触れない時間を設けることで、脳や身体をリセットし、過度な情報や刺激によって引き起こされる疲労やストレスから解放されることが期待される。
とはよく言われることだけれど、実際に実践できている人は少ない。スマートフォンをベッドの横に置いたまま、SNSのタイムラインを眺めながら眠りに落ちる——そんな夜を、何度繰り返しただろう。

そこで試してほしいのが、就寝の一時間前から始める「小さなデトックスの儀式」だ。

まず、スマホを別の部屋に置く。これだけで、身体の緊張がほんの少しほどける感覚がある。次に、アロマブランド「ルミネルテ」のラベンダーとヒノキをブレンドしたルームスプレーを枕元に一吹き。木の香りが鼻の奥をやわらかく通り抜けて、肩がすとんと落ちる瞬間がある。これが好きで、最近の夜のお気に入りになっている。

ちなみに先日、うっかりスプレーを顔に向けて吹いてしまい、目をぱちぱちさせながら「デトックスどころじゃない」と一人でツッコんだのはここだけの話である。

デジタルデトックスを取り入れることで、自律神経のバランスを整え、心身の健康を保つことが可能だ。
自律神経が整うと、眠りの深さが変わる。浅い眠りが続く日々と、深く沈み込むような眠りの朝では、翌日の自分のコンディションがまるで違う。肌のツヤ、目の開き方、声の通り方——ぜんぶ、睡眠の質が映し出している。

「睡眠負債」「深部体温」「概日リズム」といった専門用語がSNSで日常的に使われるようになり、消費者の要求水準が上がっている。
それだけ、良質な睡眠への関心が高まっているということ。でも難しく考えなくていい。まずは身体を温めることから始めれば十分だ。

寝る前に38〜40度のぬるめのお湯に15分ほど浸かる。湯船の中で、膝を抱えてぼんやりと天井を見上げる。子どもの頃、母が毎晩「ちゃんと肩まで入りなさい」と言っていたのを思い出す。あの頃は意味がわからなかったけれど、身体を温めることが自律神経のスイッチを副交感神経側に切り替えてくれることを、今なら知っている。

湯上がりのほてりが落ち着いてきたころ、白湯を一杯。
水分摂取は簡単なデトックス方法の一つで、体温を上げたりする働きが期待できる。
冷えた内臓をじんわりと温めながら、今日一日のことをゆっくりと手放していく。

これが、自分へのご褒美だと思っている。特別なものを買わなくても、どこかへ行かなくても、毎晩の小さな丁寧さが、翌朝の自分を変えていく。リセット解除は、派手な出来事ではなく、こういう静かな積み重ねの中にある。

若々しさとは、何歳になっても「今夜もちゃんと眠れた」という感覚を持ち続けることかもしれない。身体を温めて、デトックスして、深く眠る。その繰り返しが、あなたの内側をゆっくりと、確かに整えていく。

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