夏の夜に、自分をリセット解除する。身体と眠りを整える、小さなデトックスの習慣

ALT

七月の終わり、夜の九時を過ぎてもまだ空気がぬるい。窓を開けると、どこかの家から漂ってくるラベンダーの香りが、風に乗ってふわりと部屋に入ってきた。あの香りを嗅いだ瞬間、なんとなく肩の力が抜けた気がした。

最近、「リセット解除」という言葉をよく目にする。心と身体が知らないうちにロックされてしまっていて、それをそっと解いてあげる——そんなイメージだ。忙しい日々の中で、私たちの自律神経は24時間フル稼働を続けている。交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、眠れない夜が増え、朝起きても疲れが取れず、気づけば「なんとなくしんどい」という状態が慢性化してしまう。

そういえば先週、ハーブティーを飲もうとして、間違えてコーヒーの粉をカップに入れてしまったことがあった。湯気が立ち上ってはじめて気づいて、思わず苦笑い。身体はデトックスを求めているのに、手はカフェインに手を伸ばしていた——これが今の自分の正直な状態なのかもしれない、と少しだけ反省した。

身体のリセット解除に欠かせないのが、「温める」という行為だ。特に夏は冷房で身体が冷えやすく、内臓の温度が下がることで血流が滞りがちになる。私が最近気に入っているのは、「ソルヴィーナ」というブランドのハーブ入り入浴剤を使った40度のぬるめのお風呂。湯船に浸かって10分ほど経つと、足先まで温かさが広がり、じわりと汗が滲んでくる。その感覚が、まるで身体の奥にたまったものが少しずつ溶け出していくようで好きだ。

デトックスは、食事や運動だけの話ではない。睡眠こそが、最大のデトックスといっても過言ではないと思っている。眠っている間に、脳は老廃物を洗い流し、ホルモンバランスを整え、自律神経を修復していく。良質な睡眠が取れた翌朝は、肌のくすみが違う。目の下のクマが薄い。それだけで、鏡の前に立つのが少し楽しくなる。

眠りの質を上げるために意識していることがある。就寝の一時間前にはスマートフォンを手放すこと。画面の光が脳を覚醒させ、副交感神経への切り替えを妨げるからだ。その代わりに、子どもの頃によく読んでいた絵本を手に取ったり、温かいカモミールティーをゆっくり飲んだりする時間を作るようになった。不思議なことに、そうするだけで眠りに落ちるまでの時間がずいぶん短くなった。

そして週に一度でいい、自分にご褒美の時間を設けること。高価なものでなくていい。好きな香りのキャンドルを灯して、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、スマートフォンを遠ざけて眠る——それだけで、身体はちゃんと応えてくれる。

リセット解除は、特別なことじゃない。「温める」「デトックスする」「よく眠る」。この三つを、小さく丁寧に繰り返すこと。それが、いつまでも若々しく、自分らしく在るための、いちばんシンプルな答えなのかもしれない。

関連記事

  1. 「感じたことメモ」が、わたしを整えてくれた話——自律神経・睡眠・ゆる予…

  2. 心と体が喜ぶ!温かな日常習慣で叶える美しい毎日

  3. 心と体が喜ぶ!毎日3分で始める究極のリラックスルーティン

  4. 「感じたことメモ」が、眠れる身体をつくっていた。

  5. 朝起きて「なんか疲れてる」って思った日の話

  6. 夜中の3時に目が覚めるのって、温度のせいだったりする

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。